Activity



研究活動:
人間を基軸に据えた新しい研究領域について、研究調査活動を行っています。その研究活動は、本学会の会員が中心となって構成されています。研究の成果は、会員および関係者による討議の場を経て、研究調査報告書にまとめられます。人間に関わるさまざまな関心分野から、時代の要請に応じたテーマを選び、学際的な観点から調査研究・提言を行います。また、省庁・地方自治体および民間の諸団体からの要請に基づき、プロジェクトが編成され、その研究の成果は委託元へ報告されます。



出版活動:
調査・研究の報告、論文集、研究資料等の出版活動を通じて、広く社会にその成果を発表しています。『人間環境学研究』は、人間を基軸に据え人間と環境との相互作用の解明に取り組む新しい研究領域の創成を目的とした、文理融合的学術雑誌である。人間の外部環境情報の認知機構に関連する検討、人間集団の環境との相互作用の検討、自然や歴史に想定される社会環境の特性についての検討、新たに創出される論理、経済、政治システムの検討などに関係する研究論文を掲載しています。

また、提携出版社でありますユニオンプレスでは、学術書を中心とした出版を行っています。一般流通に乗りにくい専門書を積極的に刊行し、特に英文書籍は長年に渡る洋書の輸入販売経験を生かして制作・販売をしております。日本学術振興会の科学研究費助成事業(研究成果公開促進費)の出版助成への応募についても対応しておりますので、関心のある方はユニオンプレスまでご連絡ください。





褒賞活動:
人間環境学研究優秀論文賞は、優秀な研究論文に対して褒賞を贈呈することにより理想的な人間環境社会の実現に寄与することを目的としています。編集委員会で厳正なる審査・選考を行い決定されます。

第6回 優秀論文賞 2023年6月 
幅 勇介、白岩 祐子「男性による子育て休暇取得の実状と規定因―職場・家庭・個人の枠組みから―」第 18 巻 1 号,17~24頁,2020 年
大谷 佳名、片平 健太郎「自身の選択に対する固執性が他者の行動の予測に与える効果―行動実験と計算論モデリングによる検証―」第 18 巻 2 号,91~97頁,2020 年
柳田 航、唐沢 穣、村田 光二「障害者の「有能さ」と「温かさ」に関するステレオタイプ―顕在指標と潜在指標を用いた実験的検証―」第 20 巻 2 号,103~110頁,2022 年 
   
第5回 優秀論文賞 2020年6月 
賀茂 道子「占領初期における新聞懇談会の意義―戦争犯罪人報道に着目して―」第15巻2号,109~120頁,2017年
竹部 成崇「甘い匂いが恋愛意欲・架空のパートナーとの関係性評価・向社会的行動意図に及ぼす影響」第17巻1号,31~38頁,2019年
Masaatsu Takehara and Naoya Hasegawa「A case study of sustainability management: Teigo Iba, a pioneer of management aimed at creating shared value (CSV) 」第17巻2号,153~161頁,2019年 
   
 第4回 優秀論文賞 2017年6月
相谷 登「親権者指定における新たな試み」第13巻1号,77~85頁,2015年 
中村 紘子、川口 潤「就業動機にBIS/BASおよびレジリエンスがあたえる影響―工学系大学生および社会人による検討―」第13巻1号,87~94頁,2015年 
野村 康「日本における反捕鯨団体の比較政治学的考察―ノルウェーとの対比を通じて―」第14巻1号,75~89頁,2016年 
山田 慎太郎、藤井 聡、宮川 愛由「政治家の政治的言説における詭弁に関する実証的研究」第14巻2号,155~164頁,2016年 
   
第3回 優秀論文賞 2014年6月 
古荘 智子、井上 智義「ITを専門に学ぶ学生の言語連想の結果―英語教育への示唆―」第9巻2号,97~106頁,2011年 
  • 野村 康「民主政と越境的直接行動―太地町における反捕鯨活動の批判的考察―」第11巻2号,91~105頁,2013年
伊藤 健彦、唐沢 かおり「日本の非就業状態にある人に対する原因帰属と雇用格差是正動機の関係―不平等帰属に注目して―」第11巻2号,125~131頁,2013年 
   
第2回 優秀論文賞 2011年12月 
川上 文人「自発的微笑の系統発生と個体発生」第7巻1号,67~74頁,2009年 
宮崎 淳、松井 三枝、奈良原 光隆、小林 恒之、西条 寿夫「メタ記憶過程における記憶方略選択と脳活動」第8巻1号,55~65頁,2010年 
Tomoko Sugimura「Eyewitness memory of a real-life event: Recognition accuracy of young children for a disguised face and a bystander」Vol. 8, No. 2, pp. 181-187, 2010 
   
第1回 優秀論文賞 2007年12月
 川田 稔「首相在任期浜口雄幸の内政構想と政治環境」第1卷2号、57~68頁,2003年
八田 武志、伊藤 恵美、増井 徹男、松山 幸弘、長谷川 幸治「前頭葉認知機能と前庭-視床-小脳平衡機能との関連について―行動指標による検討―」第3卷2号,7~15頁,2005年 
渡辺 はま、多賀 厳太郎「乳児の身体運動から見る神経機能および認知機能の発達」第4巻1号,45~60頁,2006年 
  • 月元 敬、川口 潤「検索誘導性忘却研究の展望」第4巻2号,31~40頁,2006年